小説の視点って?と思ったので調査がてら簡単にまとめてみました。
視点は、誰が物語を見ているのかという視点です。視点が変わると、物語の見え方も大きく変わってきますよね。
視点の種類
小説の視点には、主に以下の3種類があります。
- 一人称視点: 主人公の「私」という一人称で語られる視点です。主人公の気持ちや考えを直接表現することができ、読者は主人公と一体感を感じながら物語を読むことができます。
- 三人称視点: 主人公以外の第三者の視点で語られる視点です。客観的な視点で物語全体を見渡すことができ、主人公以外の登場人物の気持ちや考えも描写することができます。
- 三人称限定視点: 特定の登場人物の視点に限定して語られる視点です。一人称視点と三人称視点の中間的な視点です。
それぞれの視点の特徴
それぞれの視点には、以下のような特徴があります。
一人称視点
- 主人公の気持ちや考えを直接表現できる
- 読者は主人公と一体感を感じながら物語を読むことができる
- 主人公以外の登場人物の心情を表現しにくい
- 客観的な視点が取りにくい
三人称視点
- 客観的な視点で物語全体を見渡すことができる
- 主人公以外の登場人物の気持ちや考えも描写できる
- 読者との距離が少し遠くなる
- 主人公への感情移入が薄くなる
三人称限定視点
- 主人公の気持ちや考えをある程度表現できる
- 客観的な視点も取り入れることができる
- 主人公以外の登場人物の心情を表現しにくい
その他
- 二人称視点
- 二人称視点は、「あなた」という二人称で語られる小説の視点
- 読者自身が主人公になりきって物語を体験できるのが特徴
まとめ
小説の視点について簡単にまとめてみました。なんとなく理解していましたが小説を読むときに、より視点について理解できたと思います。